勤務時間中のリフレッシュについて
大学時代の卒論
「働き方改革」という言葉ばかりが先行して、実際に恩恵を感じている人はそう多くないのではないでしょうか。
(私自身は特にお堅い会社ですので、古臭い風習ばかりが目についてしまいます)
実は私は大学の卒業論文で1000人規模のアンケートを行い、勤務時間中のリフレッシュに関して研究を行いました。
オフィスにとどまる事務職員の方は特に共感していただけるかもしれません。
守秘義務等の観点から根拠データをお見せすることはできませんが、”当たり前”かと思っていたことが統計的に有意差として出ましたので、その概要をお伝えできればと思います。
仕事中にリフレッシュは必要?
この問いに対して、
約84.7%の人がリフレッシュは必要と回答しました。
その理由としては、「集中力があがる」「気分転換になる」「作業効率があがる」
といったことが多く挙げられていました。
やはり実感している人が多そうです。
ただ、必要だと思っていても周りを気にしてしまい、十分にリフレッシュできない環境があることも確かだと思います。
私もその1人です。
1年目という肩書きは、常に周りに気を配ります。
昨年まで大学生だったからこそ、まだ社会に染まり切らず、客観視して物事を捉えられています。
ー日本人は勤勉
そう言われることがありますが、正直日本人の生産性は低いです。
勤勉に見せる、すなわち”形式美”的な風習が残っています。
だらだらデスクに残って仕事をすることのどこが良いのでしょうか。
上司から「遅くまで頑張っていてえらい」と言われることがありますが、寧ろ定時で仕事を終わらせる技量がないだけです。
「周りを気にする社会」が変わっていくといいですね...
一方、必要でない理由として挙げられていたのは、
「必要性を感じない(=時間がもったいない)」「リフレッシュしているくらいならその分早く帰りたい」といったことが挙げられていました。
純粋にすごいです。
社会人になった今、見返してみるとこういった考え方もいるのかと驚きました。
個人属性による捉え方の違い
まずは性別による影響。
男性>女性
男性の方が女性よりもリフレッシュを必要としています。
これは、悩みを抱えたときの対処方法が影響しそうです。
悩みを抱えたときに、男性は1人で悩みを解決しようとする、一方女性は相談して解決しようとするそうです。
仕事中は何もかもがうまくはいきませんよね?
そのときに男性の方が色々と抱え込んでしまうことから、リフレッシュを必要としているのではないでしょうか?
次に役職です。
非管理職>管理職
当たり前かもしれませんが、上司の機嫌は伺いますし結果としてストレスを感じます。
もしこのブログを管理職の方が拝見してくださったのであれば、下がリフレッシュしやすい環境づくりを心がけてください。
自分がリフレッシュを必要としていなくても、その価値観を部下に押しつけてしまうとその分部下はストレスを感じます。
仕事中のリフレッシュ方法
さて、続いてはリフレッシュ方法についてです。
定番ですが、以下の回答が目立ちました。
・デスクでのストレッチ(背伸び)
・雑談
・コーヒーを飲む
周りを気にしながらでも少ない時間で行えるリフレッシュの方法だと思います。
ただ、願望でこんな意見もあがっていました。
「昼寝がしたい」
昼寝ってめちゃくちゃ大事です。
叶うのであれば、私もしたいです。
それでも願望のまま終わるのが周りを気にしてしまう社会の影響かと...
リフレッシュの為に◯◯◯へ行く!?
で、本題は次です。
リフレッシュの場所について。
喫煙者は、喫煙所へ行ってタバコを吸います。
その行為を非喫煙者が羨ましく感じている回答も多く見られました。
席を外して気分転換できる理由になりますからね!
それでは、禁煙が進むこの世の中で、非喫煙者がどこへ行くのか...
誰しもが行く場所...
そうです。
トイレ に行くんです!
学生のとき、この結果を見て驚きました。
「トイレにリフレッシュしに行くって...笑」
それが社会人になるとあらびっくり。
適度に歩けますし、周りを気にしないで済む。
求めていたリフレッシュの条件がトイレにはあります。
今まで無意識のうちにトイレに行っていた人、もしかしたらその環境から逃げる為に身体が反応しているのかもしれませんよ...
トイレが綺麗な企業は、その分社員のモチベーションも高いのではないでしょうか。
『トイレから始まる働き方改革』
正直、アリだと思います。
まずは設備投資から始めてみませんか?
(なんか営業みたいになってますが、家具メーカーではないです笑)
独り言(まとめ)
というわけで、今回は私が卒論で集めたデータを簡単に列挙してみました!
皆さんも、自身の”働き方”について、今一度考えてみてください!
多くの人がリフレッシュしたいと考えています。
無理だけはしないように!